皆さんは、休日にドライブや旅行で地方の海や山を訪れたり、滞在した時に、「こんな緑いっぱいの癒されるところで、生活したいなー。」「視界がパッと開ける海の見える側で暮らせたら、どんなに素敵だろう!」などと思ったことはありませんか?特に東京でお仕事をされている方々は、そう強く思うでしょう。
ちょっと前までは、地方移住と言えば、若いご夫婦が一代決心して地方で仕事を見つけて、その場所で骨を埋めるほどの覚悟で、東京から引っ越してくるイメージ。
また、定年退職されたご夫婦もセカンドライフを楽しむために地方移住されるという話もよく聞きますね。旦那さまが蕎麦打ち、奥さまがカフェ経営に挑戦とかね。
そう、地方移住と言えば、「家族」で。というイメージが強いですよね。
それでは、お一人さまの地方移住ってどんな感じなんだろう‥と、考えてみました。
かつては、本気で地方移住を考えていたことも
私も、地方移住に憧れていた時期がありました。その当時はリーマンショックで、東京には仕事がなく、埼玉、神奈川の工場地帯、そのまわりは田舎の田園風景といった感じの場所で、それぞれ3ヶ月ほどですが、CADオペレーターの仕事をしていました。
どちらもワンルームの借り上げ社宅に住み、車で15〜20分ほどの職場でしたが、住んでいた環境が、自然が豊かでとても住みやすい場所でした。 特に早朝のジョギングは、あまりに楽しくてほぼ毎日走っていました。
期間が短かったことが残念でならず、長期契約であれば、iターンを希望したいと本気で思ってました。
ほかの転職サイトで可能性が無いか調べたところ、すでに30代後半だったので、移住するにはiターンの対象年齢から外れている年齢であったり、20代夫婦でないと支援の対象にならなかったり、そうこうしている間に母の介護が必要になったりと、地方移住とは縁が無くなってしまいました。
現在は、かなり可能性が広がっています
私がiターンで地方移住を考えていた時は、その土地で仕事を見つけるということ以外、頭の中にはありませんでした。
それでも、今は年齢を問わずネットビジネス起業家や、フリーランスの方を受け入れる地方自治体が増えていますね。
今ではお試しで、2週間〜1ヶ月ほどの現地での生活など、体験してからの判断ができるようにもなっています。平日3〜5日くらいのプラン無いかしら。いつかレポしたいです、近日中に!
気になるのは、田舎暮らしの人間関係と、虫。
地元集落の人たちとの円滑なコミュニケーションは、その物件の営業担当の人や、物件の内覧の際に近所の方とお会いするチャンスがあれば、ご挨拶がてらその土地について聞いてみるのもいいですね。
最初は、どうしても「よそモンがきたぞ」という目で見られがちですよね。
やはりここは、その土地の自治会イベントや、お掃除当番などは率先して行うようにしましょう。最初は慣れずに面倒な思いもしますが、慣れてくれば人との繋がりがスムーズになり、ご近所から農産物や海産物を分けていただけることも。
これは、転職を決めて最初の1日目の先輩方の視線と、そう変わらないのではないでしょうか。それを考えると、人間関係は田舎、都会は関係ないかなと思いました。
あとは、自然相手にどこまで我慢できるか。「我慢」というと語弊がありますが、「共存」という考え方が良いかも知れません。
場所によっては台風の影響を受けやすくて、停電が起こりやすい場所や、冬は雪深くて行動しにくい場所、また雪とまでは行かなくても路面凍結があって、車のタイヤはスタッドレス必須とか。
また、虫は全体的に大きめ、秋のスズメバチ対策、穴が開いているところは蛇が潜んでいることも。内覧の時点でしっかり見ておくべき点ですね。
それでも、体験してみる価値はアリです
田舎暮らしは不便なことが当たり前のことですが、今のようにすべて便利な状態から、いざ、地方移住してみると、改めて田舎暮らしの大変さを痛感することもあるでしょう。
ターシャ・テューダーの暮らしに憧れていたわけじゃない、と言えば嘘になりますが、その不便さも慣れてくると移住経験された先輩方は皆、おっしゃっています。そして、生き物‥虫がいつも隣にいることも慣れてくるとか。
ターシャほど古い暮らしにこだわってはいないものの、大自然と陸続きな環境に癒される毎日なんて、最高に幸せだろうなと思ったものです。
CADオペレーターの仕事が一番きつかった時期と重なるわけですが。
仕事量も勉強量もギリギリマックスで、胃腸炎になるほどのストレス過多、加えて夏場に蕁麻疹が腕や脚に出て、半袖の腕を出すのも恥ずかしい状態でした。
結局は、疲れ切っていたんでしょうね。
今はストレスフリーとまでは言わないものの、かなり自由にお仕事をさせていただいている状態で、どちらかと言うと、ノマド生活の感覚に近いものがあります。
なので、何かしらチャンスがあれば田舎暮らしを体験したいと思っているのでした。
繰り返しますが、本当に気になったことは、ほんの少しの間でも経験してみる価値はありますよね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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