お金が好きなら経済のこと、これくらいは勉強しましょ!

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みんな大好き、お金!これは老若男女を問わず、皆さんの関心ごとでしょう。

お金に対してはそれぞれ、幸せを感じたり、心配ごとだったり、一番人生に影響があるものですよね。

人生全てがお金のためにあるとまでは言いませんが、あった方が安心できることは言うまでもありません。

だけど、そのお金について勉強している人は、私の周りでは全くと言っていいほどいません、皆無です!経理の仕事をしている友人もいないし‥

お金については、結構大切なことなのに。今、ふと思い出しましたが、従兄弟が大学で経済を学んでいたのをやっと思い出しました。今は全く畑の違う分野で仕事をしていますが‥

私は、高校卒業時に、たくさんの大人から「簿記の勉強は3級くらいでもいいから勉強しておいた方がいいよ」と言われる程度。

そのうち時代はIT関連のスキル重視になり、お金の勉強は税理士先生や、先ほども挙げた経理の仕事をする人くらいが勉強するイメージでしかありませんでした。

お金に関しては、相続などで親戚同士がケンカするような勢いで争って、人生が大きく変わってしまうこともあり得ます。

そんな大事なお金のこと、どうして子供の義務教育から勉強させないのだろう、また、そんなことを言っている大人たちさえも、勉強しようとはしません。

前置きが長くなりましたが、最近私も経済について、まったくもって無知なので、ある書籍を手にして、勉強して見ました。

いえ、簿記の勉強を始めたわけではなく、ある著名な方の本を手にしました。経済を分かりやすく教えてくれる人は、この人かなと思って。

池上彰氏の、「池上彰のやさしい経済学1」そう、「1」なんです。緑の表紙の経済ニュースの内容が理解できる「2」もありますが、今回は、「1」を読んで、自分なりに思ったことを書きます。

京都造形芸術大学で、客員教授として一般教養の集中講義を行なった「経済学」が元になっており、経済とはほぼ無縁な(興味がない?)学生相手に、どう説明したら興味を持ってもらえるかなど、細かい心配りが感じられます。

お金の起源から、「経済」という言葉の意味、銀行が企業にお金を借りさせなくなるとどうなるのか、市場をほっといて自由に経済をまわすとどういうことが起きるか、「独占禁止法」とは何であるか、など、まるっきりの素人にも分かりやすく説明しています。

アダム・スミス、カール・マルクス、ジョン・メイナード・ケインズ、ミルトン・フリードマンらの理論を、分かりやすく説明しています。また、それぞれの限界もしっかり書かれています。

特に、ミルトン・フリードマンの社会保障制度はいらない、最低賃金制度はいらないなどと、14項目の「いらない」制度をあげています。いやいや、それは必要でしょうと突っ込みを入れたくなるような新自由主義の数々。

私の頭が固いだけの話でしょうか?それか、まだまだ勉強不足なところがあるのも事実ですが‥

円高や円安の説明が無かったのは意外。それだけ、経済についての基本中の基本を重きに置いたのでしょう。

意外と、と言うか、やっぱり新聞やニュースを観て分かっているつもりが、全然内容を理解してなかったというのを痛感しました。

更に、難しいと感じたのは、この本の中で得たお金に関する情報を、自分なりにどう落とし込んで、自分のものにしていくか‥とも思ったのですが、そこまでのレベルにするには、もう一歩踏み込んだ内容を勉強しないと無理かなとも思いました。

それにしても、本当に池上さんの説明は分かりやすいです。テレビ番組で丁寧に語っている様子をみると、たくさん勉強されてきたのが伝わります。

「2」を読むことにより、テレビニュースが理解できる内容になっています。そちらの方も、ぜひ読んでみたいと思います。

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